52歳の私は、33年間の救急救命士・消防士としてのキャリアを経て、足圧整体師として新たな人生を歩む決意をしました。この道を選ぶまでの経験は、私にとって非常に価値あるものでした。

学生時代は陸上競技の800m、400m、400mH、走り高跳びに打ち込み、帯広工業高校を経て消防士の道へ進みました。

消防士としては、消火隊・救急隊・火災調査員など幅広い現場で活動し、人命救助に尽力してきました。

しかし、私の人生は 足圧整体との出会い によって大きく変わりました。

小樽のクラッセホテルで、偶然受けた女性足圧師の施術。それはまさに衝撃的な体験でした。翌日から肩まわりの異常な軽さを感じ、全身の軽さが持続することに驚きました。「これはすごい技術だ」と確信し、十勝で足圧を学べる場所を探し続け、ついに「イナヒコ」と出会いました。

厳しい修行の日々が始まります。

師匠の指導は、単なる技術習得にとどまりませんでした。「心のあり方」から学び、筋肉への圧の角度を ミリ単位で調整 する職人技を叩き込まれました。この経験を通じて、「細部にこだわることこそが、一流の施術につながる」と実感しました。

さらに、足圧創始者・谷川仁先生 との出会いが、私の決意をより強くしました。

「迷ったときは茨の道を選べ」この言葉を胸に刻み、長年の経験を活かして足圧整体師としての新たな挑戦を始めました。